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パート・ド・ヴェールとは

パート・ド・ヴェールとはフランス語で「ガラスの練り粉」と言う意味です。

この技法は、粘土やワックスを原型にして型を作り、
その中に砕いた色ガラスに糊を混ぜたものを詰めて焼成し、
ガラスを型に鋳造するテクニックです。

ガラスの起源、メソポタミア時代から伝わる「幻の技法」と言われ、
アールヌーボー時代には、アルジィ・ルソーやアマルリック・ワルター、
フランソワ・デコルシュモンらの作家の手によって作り上げられた高級美術品としても名高いガラス工芸です。

吹きガラスのように熱く溶けたガラスを扱うわけではないので、安全で落ち着いて制作できます。

■手順

1.粘土やワックスで作品の原型を作ります。

2.石膏を流し、鋳込み用の型を取ります。

3.できた型にガラスカレット(ガラスの粉)を詰めます。

4.電気炉で焼成し、ゆっくりと冷やします(徐冷します)。

5.研磨して完成!

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